
Jean Boussier インタビュー
進行:まつもとゆきひろ委員長
※インタビューの内容を一部編集・補足しています。

最終ノミニー受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。

Pockeさんのことをご存知ない方もいらっしゃると思うので、最初に簡単に自己紹介をしていただいてもいいですかね。

Pockeといいます。本名は桑原仁雄といいます。
今回のRuby Prizeには、Ruby3から同梱されているRBSという型周りのライブラリの開発に私が参加して、その実績が認められてノミネートされました。
RBSではどんなことをやっているかっていうのを簡単に話すと、主にRBSの言語自体というよりかは周辺ツールに手を入れていて、ちょっと前だとRubyのコードからRBSを生成するっていうところだとか、直近だとRBS向けのBundlerみたいなツールを作っていました。
今はちょっと無職の期間で、来月の中旬から仕事を再開するんですけど、基本的にはRailsを書くような仕事をしています。

ありがとうございます。
最初にプログラミングを始められたのは、いつ・どんな感じだったかお聞かせいただいてもいいですか?

多分中学生ぐらいのときに、JavaScriptをちょっと触ったんですけど…

ちょっと待ってください、中学生でJavaScript?

はい。

すいません、年寄りがびっくりしてしまいました(笑)

はい(笑)でもその時は本当に、静的なウェブサイトを自分のローカルで動かすとか、ホスティングされたブログサービスで動かすみたいなことしかしていなくて、プログラミングっていうよりは「見様見真似でちょっと書いてみた」みたいなレベルでしたね。