Ruby Prize実行委員会は、最終ノミネートの対象者3名を下記の通り選出しました。
なお、この3名のうち「Ruby Prize
2019」を受賞する1名については、RubyWorld Conference
2019のなかで実施する表彰式の場で発表します。
final nominees 2019
rdoc の高速化、readline の ruby 実装の作成、irb への組み込みなど、Ruby を使うプログラマのためにライブラリを開発した貢献は大きい。
Ruby の利便性、今後の発展が強く期待されるパターンマッチングの設計検討と試作実装を行い、Ruby 2.7 のリリースに含まれる見込みである。
RubyKaigi 2019 直後に Rubyコミッターとなり、非常に精力的にチケットのトリアージやパッチ作成を行なっている。
nominees 2019
yhirano55
Rails Developers Meetupやruby-jp.slack.comといったコミュニティを立ち上げ、多くのRubyistが良い刺激を与える機会を作り続けている。
てぃーびー
Katsuhiko Tabei
2019/08/20時点で約450個のサンプルをこの2年の間追加しつづけているため。初学者にとって有用な情報が増え続けている。
伊藤 浩一
Koichi Ito
静的解析ツール rubocopのコミッターとしての精力的な活動をしている。
伊藤 淳一
Junichi Ito
「プロを目指す人のためのRuby入門」の執筆およびRubyコミュニティにおける講演活動により、多くの新しいRubyistを育成している。
江森 真由美
Mayumi Emori
国内でのRailsGirlsイベントは今年5月で50回を数え、現在の日本で「新たにRubyコミュニティ活動に参加」する女性が増えていることへの貢献は大きい。
三浦 英樹
Miura Hideki
mruby-meta-circularの開発など、mrubyに対する貢献が顕著である。
糸柳 茶蔵
Sakura Itoyanagi
rdoc の高速化、readline の ruby 実装の作成、irb への組み込みなど、Ruby を使うプログラマのためにライブラリを開発した貢献は大きい。
本多 康夫
Yasuo Honda
ActiveRecord の Oracle database 用のアダプタを開発し、rails の変更に合わせてメンテナンスを継続し、安定したリリースを行なっている。
舩原 理生
Masao Funabara
Ruby舞鶴という、京都北部の唯一のプログラミング勉強会を開催し、コミュニティ拡大のために貢献している。
David Rodriguez
bundlerやrubygems等のRubyでの開発には欠かせないライブラリにもアクティブにコントリビュートしている。
Jeremy Evans
RubyKaigi 2019 直後に Rubyコミッターとなり、非常に精力的にチケットのトリアージやパッチ作成を行なっている。
y-yagi
Railsコミッターとして、Rails自体の機能開発やIssueの対応を適切に行うだけでなく、毎日欠かさずRailsのコミットを解説している。
秒速@284km
Kazuma Furuhashi
CSVの速度改善や charty の開発などで大いに貢献している。
松本 宗太郎
Soutaro Matsumoto
断続的にRubyの静的解析に取り組んでおり、Steepの型シグネチャはRuby3の公式型シグネチャフォーマットとして採用される見込みである。
辻本 和樹
Kazuki Tsujimoto
Ruby の利便性、今後の発展が強く期待されるパターンマッチングの設計検討と試作実装を行い、Ruby 2.7 のリリースに含まれる見込みである。
小林 修次
KOBAYASHI Shuji
mrubyの発展に多大なる貢献をしている。
立間 淳司
Atsushi Tatsuma
Rumale という scikit-learn に匹敵するフルスタック機械学習ライブラリを一人で作り上げている。
Samuel Williams
RubyにおけるFiberの高速化、および、Fiberを活用したハイパフォーマンスWebサーバfalconの精力的な開発をしている。
近藤 宇智朗
Uchio Kondo
Rubyコミュニティを福岡の地から底上げし、また、Haconiwaをはじめとする多くのオープンソース・ソフトウェアを継続して生み出し続けている。